溶融亜鉛めっきの作業工程
溶融亜鉛めっきの作業工程
素 材
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脱脂
めっき素材を、加湿した苛性ソーダ水溶液につけて、表面に付いている油脂類などの汚れを完全に除去します。
脱脂水洗
素材表面に付着している脱脂液を洗い流します。
酸洗
めっき素材を塩酸水溶液につけて、表面のさび、スケールなどの酸化物を除去し、鉄素地を露出させます。
酸洗水洗
素材表面に付着している酸洗液を洗い流します。
フラックス処理
酸洗後の錆の発生を抑え、鉄と亜鉛の合金反応を促進させるため、加熱した塩化亜鉛アンモニウム水溶液(フラックス)に漬けて、素材表面にフラックス皮膜を形成させます。
乾燥
スプラッシュ(亜鉛の飛散)を抑えるために乾燥させます。
めっき
めっき素材を、溶融した亜鉛浴の中に漬けてめっき皮膜を形成させます。めっき素材の材質や形状寸法などに応じて最適のめっき条件を選択します。
冷却
めっきされた製品を温水で冷却します。
この冷却によって、鉄と亜鉛の合金層の成長を抑えます。
仕上げ
めっき表面を平滑処理します。
検査
外観、付着量、密着性などについて厳重な検査を行います。
製品出荷